ゴミ箱があふれる

「対局室にありますゴミ箱があふれかえってますね。捨ててはいけないのでしょうか。普通のゴミとは違って思念ゴミだから、読み筋が錯綜した時などですね、後々に再利用して新たに読みをアップグレードしたりもするのでしょうか。そういったこともあって今はまだ安易には手を触れずにおこうということなのでしょうか」


「何をわけわからんことをおっしゃってるんですか。そんなわけないじゃないですか、田辺さん。記録係も色々と忙しいだけですよ。それだけのことです」


「おほほほほっ、それは大変失礼いたしました。仕事がいっぱいあふれているということで」


棋譜をつけたり時間を計ったり、大変なんですから」


「はい。この後も、名人戦生中継をお楽しみください」